不倫 ~許されないとされる恋愛~

ごきげんよう。 いとう るか です。
『まいっか☆いとうるか』
10回目の投稿となりました。
前回は このブログのジェンダー観や考え方など
おとぎ話を交えて投稿してみました。
前回の投稿はこちら ⇓

自分好みの音色を奏でよう

今回は、恋愛の悩みについて。中でも
倫理に反するとされる『不倫』について
客観的に考えてみたいと思います。
ご不快な方は 読み進めるのはお控え下さい。

メディアが騒がしい

なかちゃん
なかちゃん

期せずして このタイミングで “この話題”…

るかちゃん
るかちゃん

みんなが考えるいいきっかけなのかもしれないね

なかちゃん
なかちゃん

せっかく縁あって巡り会えたのにほんと残念…たくさんの犠牲を払って。モヤっとした気持ちだけが残っちゃう。

るかちゃん
るかちゃん

切ない気持ちになるわね

なかちゃん
なかちゃん

メディアに出る人は、騒動をその後のキャリアにどう活かせるかってのが 大事になってくるんだろうな

るかちゃん
るかちゃん

関わる人が多い分、その人たちの生活にも影響するでしょうし

なかちゃん
なかちゃん

そう。笑いに変えた落語家の人もいたし、相手の女性から一切否定的なことを言われなかった男性俳優もいたじゃん。だから、もし不倫がバレた場合に自分ならどう対処するか予め想定して、自分がどんなスタンスでいくか、キャラクターのマネージメントを含めた『事前準備』が大切なんじゃないかと思う。それって結局、公人の前に、人としての生き方とか生きざまってことになるんだろうけど…

るかちゃん
るかちゃん

そして何より大切なのは『素直さ・正直さ』ね。嘘はいつかバレる。あとは「明日死ぬかもしれない」と思って、家族が見たら傷付くような証拠は残さないことね。死後も残ってしまうから…

なかちゃん
なかちゃん

こわっ

許す/許さない

なかちゃん
なかちゃん

よく “許されない恋” とかって言うじゃん?その“許す”って誰が?って思うのよね

るかちゃん
るかちゃん

誰の許可がいるのか…ということ?

なかちゃん
なかちゃん

そもそも、誰かの許可がないと人を好きになっちゃいけないわけじゃないっしょ

るかちゃん
るかちゃん

そうね。“立場にもよる” ということかと

なかちゃん
なかちゃん

確かにね…被害を被る人とか尊厳を傷付けられる人がいるから、許す許さないって話になるんだよな

るかちゃん
るかちゃん

そうね。なかちゃんは誰かに許しを得る必要はないと思っているの?

なかちゃん
なかちゃん

人を好きになること “自体” はね。
「申請中なんで今はまだ好きじゃありません、許可が下りたら好きになりますんで~」とかないじゃん

るかちゃん
るかちゃん

…そうね。じゃあ 人を好きになること自体は自由だと思っているようだけど、それ以外はどんなふうに思っているの?

なかちゃん
なかちゃん

好きになった “あとの行動” がポイント

るかちゃん
るかちゃん

行動次第で『問題』が起こると?

なかちゃん
なかちゃん

そう。そしてその行動が『止められないのが問題』。これこそが人生の課題だけど…

るかちゃん
るかちゃん

誰かを好きになることは 止められないものね

なかちゃん
なかちゃん

止められないよ。前回 るか から話してもらったけど、「好き」って気持ちは“芽生える”ものだから。自然と芽吹く種をどうやって止めるのさ?大事なのは『どう育てるか』じゃないのかね?

るかちゃん
るかちゃん

好きになった気持ちをどう育てていくか…

なかちゃん
なかちゃん

そう!だから関係者でもないのに「許せない!」なんて言う人がいるけど、どの目線なのか理解ができん!不倫に関しては『許す/許さない』の議論を外野がするもんじゃないと思う

るかちゃん
るかちゃん

配偶者や子供といった家族は、そう思うのも無理はないけど

なかちゃん
なかちゃん

そーよ。実際に不利益を被るのは家族なんだから…だから、カンケーない人は「あ~、社会的に許されない“とされる”恋愛をしたんだな〜」くらいのスタンスで俯瞰して見とく。ジャッジは無用!

るかちゃん
るかちゃん

客観的に冷静にその事実を眺める

なかちゃん
なかちゃん

その“眺める”くらいでちょうどいい。そして「自分だったらどうする?」って考えるいい機会をもらったと思って、自己理解を深めるきっかけにすればいいだけさ。

男性性と女性性

なかちゃん
なかちゃん

人間って理性だけでできてるわけじゃないから、だからこうして『不倫』の歴史が繰り返されてるわけでしょ?昔っからず〜っとなくならないのは 永遠の課題だから。こんな便利な言葉を見つけちゃったから、最近はちょっと“ヒメゴト感”は薄れたけど、多くの人はそれがいけないことだと知りつつやめられないわけじゃない。これこそが、人間の人間たる所以。むしろ正常だと思うわけ。

るかちゃん
るかちゃん

永遠の課題であり、必然でもある

なかちゃん
なかちゃん

そ〜そ~ もう受け入れちゃった方が楽よね〜
「だって人間だもの」って…

るかちゃん
るかちゃん

さっきなかちゃんは、好きになったあとの問題行動を『止められないのが問題』と言っていたけど、止めるためにはどうすればいいと思う?

なかちゃん
なかちゃん

一番は、やっぱり想像力かな

るかちゃん
るかちゃん

感情ではなく『思考』の部分ね

なかちゃん
なかちゃん

そう。動物的な『本能』が優位になると『思考』は外れるよね。特に“男性性”の強い人は、男女関係なく外れやすいかも。子孫を残すために多くの異性と交渉するのは 何も人間に限ったことじゃないじゃん?

るかちゃん
るかちゃん

じゃあ逆に“女性性”の強い人は?

なかちゃん
なかちゃん

「好き」っていう『感情』を優先させるから、こちらも『思考』は外れるよね。条件よりも気持ちで動いちゃうから、相手が「好き」って言ってくれたら既婚者でもその気持ちを信じてしまう。もちろん気持ちは大切だけど、不倫に関しては思考を優先しないと、問題行動に繋がりやすいと思うな。加えて、その時々で男性性が優位になったり、女性性が優位になったりするからややこしい。まさに暴走ってヤツね。前回のイコライザーで言うと、パラメーターはぐっちゃぐちゃになってるのに、不倫関係の二人だけが盛り上がって共鳴し合っちゃってるイメージ。ま、バレた瞬間に「えらいことだ…」って気づくのかもしれないけど…

なかちゃん
なかちゃん

でも、脳はバカだから
本能や感情になんて勝てないか~

るかちゃん
るかちゃん

そうなると『思考』を優位にするには?

なかちゃん
なかちゃん

やっぱ 想像力

るかちゃん
るかちゃん

盛りあがっている時には難しいかもしれないね…

なかちゃん
なかちゃん

だから無くならない

なかちゃん
なかちゃん

そもそも『思考』を優位にできる人、例えば、冷静な状況把握力と問題回避能力の高い人は不倫関係に陥らない。それと、家族を大切にしていて、家庭が満たされている人は『止められる』だろうね。感情が安定してるから。問題行動によって被るリスクの大きさと、家族の傷付く顔とを想像した時「目の前にいるこの人はどうよ?」って冷静に見られるかどうか…それこそが『止められる』鍵になると思うな。ま、そんな思考優位の人でさえも狂わせるのが、不倫という『媚薬』なのかもしれないけど。だって人間だから!

不倫発覚後のケア ~家族/本人~

るかちゃん
るかちゃん

発覚後のケアについてはどう思う?

なかちゃん
なかちゃん

まず一番は、配偶者とその家族だね。配偶者が弁護士に間に入ってもらいたいと望むなら、各都道府県の法テラスや弁護士会に相談する。こころのケアが必要なら、心療内科などでカウンセリングを受ける。特に、多感な時期の子供がそのことを知ってしまった場合は、なおさら慎重に対応しないと…

るかちゃん
るかちゃん

子供には何の罪もないものね

なかちゃん
なかちゃん

一生忘れられないキズになって残っちゃう…親の責任は重いね

るかちゃん
るかちゃん

配偶者も、信じていた人に裏切られるのだからとても傷付くだろうね

なかちゃん
なかちゃん

信じられなくなっちゃうよね。最近ではサレ妻とかサレ夫とか言うようだけど、不倫を “された側” は感情的になりやすいし、衝動的に離婚を突き付けたりと、なかなか正しい判断はできないじゃん?自分が不利にならないように専門家や第三者に間に入ってもらう方が、解決への近道になるかもしれない。粛々と対応できるようになるには 相当時間かかるだろうけどね…やっちまった側の信頼回復って、できるのかね?

るかちゃん
るかちゃん

それまでの信頼関係もあるし

なかちゃん
なかちゃん

出た 信頼関係!ま、どっちにしてもイバラの道じゃ…

るかちゃん
るかちゃん

それと、当事者に対して必要なケアは?

なかちゃん
なかちゃん

そうだった。やっちまった側ね。とりあえず『根本的な問題の有無』を確認しなくちゃいけないな。

るかちゃん
るかちゃん

根本的な問題を抱えていたから、問題行動である『不倫』に走ったのではないか?ということの確認ね

なかちゃん
なかちゃん

そゆこと。純粋に「好き」になったのか、それともそれ以外の背景があったのかを見極めるために、自分自身を見つめ直す時間が必要だと思う

るかちゃん
るかちゃん

たとえばどんな背景?

なかちゃん
なかちゃん

単純に人のものが欲しいだけで、奪ったらミッション終了さようならとか、満たされない何かを埋める目的で行動したとか、その人の『こころの問題』が背景にある場合

るかちゃん
るかちゃん

それは、恋愛感情以前の その人自身の問題だものね

なかちゃん
なかちゃん

うん。純粋に「好き」という感情だけじゃないなら、どんな目的があってそういう関係を求めたのかを見つめないと、自分も傷つけるし相手とその家族までも不幸にする。同じことを繰り返すかもしれん

るかちゃん
るかちゃん

恋愛だと思っていたけど
そうではなかった

なかちゃん
なかちゃん

恋愛とは関係ないヤツね。
例えば『依存』『執着』『愛着の欠如』っていう…

るかちゃん
るかちゃん

幼少期からのトラウマとか?

なかちゃん
なかちゃん

インナーチャイルドの癒やしが必要なのかもしれないからね…いい機会だから、自分を知るチャンスに変えられたら、きっともっといい人生を送れると思うな~

勝手に少子化対策(案)

なかちゃん
なかちゃん

不倫してる人はたくさんいるのに、少子化は止められない!

るかちゃん
るかちゃん

不倫を減らすことができれば、少子化は止まる?

なかちゃん
なかちゃん

ひとつの手段としてね。単純な快楽としてそうしている人もいるだろうけど、好きな人の子供を『産みたい・育てたい』と思ってもそれができない状況もあると思ってるわけ。大事なのはそのためにどんな環境が必要かってことだけど…

るかちゃん
るかちゃん

産めるようになるためには、どんな環境が必要?

なかちゃん
なかちゃん

前にも話した『結婚3年契約更新制』ね。夫婦がお互いを異性として意識できる期間は3年前後とも言われてるからそんなに長くない。無意識の存在になった人と子供を作ろうとすると義務になる。「好き」って感情よりも「そろそろ兄弟を作らなきゃ」とかって思考が優位になると、疑問が沸くよね。「なんでこの人と結婚したんだっけ?」ってさ。思考も良し悪しってこと。

なかちゃん
なかちゃん

ま、昭和の男子は「結婚なんてそんなもんだ」って言うだろうけど、そう言いながら外で不倫してきたんだから。“嫡出子”と“非嫡出子”って分類まで作って、子供に優劣付けてきたじゃん?自分の不貞は棚に上げてさ~

るかちゃん
るかちゃん

昭和の婚姻制度を見直せば、子供を産みやすくなる?

なかちゃん
なかちゃん

見直す時期に来てると思ってんだ。だって、結婚=一生ってイメージじゃん?企業でいうと正社員みたいな。昭和はそうやって女を家に縛り付けた時代だったかもしれないけど、もう時代は変わってるから。国も女性の起業や投資を推奨してるのに、結婚に関しては終身雇用のまま。だから結婚なんてしたくないのさ。自由度がないから。だからまず結婚の縛りを3年っていう定期にして緩くする。更新するか否かは配偶者と協議すればいい。子供がいても国が高校卒業までの教育費を保障すれば離婚してもまた子供を産みたいと思える。少なくとも両親の喧嘩を目にする期間は短くなるから健全じゃね?

るかちゃん
るかちゃん

子供にとって、両親の不仲はこころのキズになりかねないものね

なかちゃん
なかちゃん

そう。精神的DVになる前に守る事が出来る。親も、他に好きな人がいれば不倫にならないタイミングでその人と子供を作ればいい。3年ならゴールが見えるから我慢もできるし妊娠の調整もできるでしょ?もっと女性に主導権を持たせないと、このままだと日本終わるよ。

るかちゃん
るかちゃん

女性に主導権を握らせるかしら?今の政治家の方が…

なかちゃん
なかちゃん

昭和のオジサマが国会を牛耳っているからなぁ…男が女を軽視する根本に、きっと恐れがあるんよ。だから主導権も与えないし、女性に有利な法律はなかなか通らない。難しいだろなこれは。

るかちゃん
るかちゃん

女性を大切にすることで、LGBTQの方々の救済にも繋げたいね

なかちゃん
なかちゃん

ほんと。子供はみんなで育てればいい。誰の子とかどんな子とか関係なくね…

まとめ・次回について

今回 なかちゃんは こんなことを思いました。

まとめ

・他人の不倫話を 自己理解のきっかけにする
・他人の不倫話に ジャッジは不要
・思考を優位にできないのが 不倫という媚薬
・心の問題の有無が 不倫の原因の場合もある
・女性に有利な婚姻制度が少子化対策になる…かも

次回は、なかちゃんの造語
『よっぽど婚』について書いてみたいと思います。
(諸般の事情により少し先になりますが)
ここまでご覧いただきありがとうございました。

なかちゃん
なかちゃん

まったね~!まったきってね~!